-AMING-
エーミング(特定整備)
カメラ付き「サポカー」の
エーミング(カメラ調整)も当社で行えます。
「スズキ・セーフティサポート」を始め「ダイハツ・スマートアシスト」
「ホンダセンシング」など、現在の登録車両の90%が「ASV(先進安全自動車)」と呼ばれる緊急自動ブレーキや運転支援システムを備えた車両となっています。
フロントガラスに設置されたカメラやレーダー測定器を使い、前方の障害物との距離を測定していますが、事故などで、フレーム修正やフロントガラスの交換を行った場合は、これらの各種センサーが正しく動作するように、専用のツールで調整や校正作業をする必要があり、これらの作業を「エーミング」といいます。
当社では専用のスキャンツールと、エーミングスペースを設置。今までディーラーでしか行えなかったエーミング作業をガラス交換などの作業と同時に行えることで、入庫から納車までワンストップでスピーディーにできるようになりました。また、バンパー脱着の際のエーミングにも対応しています。
エーミングとはどんな場合に必要?
エーミングは、車の安全走行において大事な役割を担う車の調整作業です。最近の自動車の安全装置には、衝突被害軽減ブレーキ(自動ブレーキ)が普及しており、エーミングは自動車整備には欠かせないものとなります。
衝突被害軽減ブレーキ、車線逸脱防止支援システム、パーキング支援機能、オートクルーズなど、これらの危険を認識するための電子制御装置が、事故修理や整備などの後も正常に作動するようにセンサーの調整・校正をする非常に重要な作業です。
事故などでフロントガラスを
交換した場合・脱着時に必要
事故などでバンパーを
交換した場合・脱着時に必要
もしエーミングを行わないと...
まっすぐ走らない
ツーリングアシスト、車線逸脱防止機能などが正常に働かなくなります。
追尾機能が正常に働かない
前車との距離測定に誤差が発生し、大変危険です。
衝突回避機能が働かない
歩行者や自転車を認識しないなど、大変危険です。
フロントガラス越しに赤外線レーダーや単眼・ステレオカメラ、また、バンパーに装着されているミリ波レーダーを設置して、前車との距離や歩行者の動き、車線や車幅を測定しています。事故の影響による車体の歪みやバンパー交換による位置の微妙な変化で、これらのセンサーが正しく働かないと、緊急時に追突防止などの機能が働かず危険です。
2024年、OBD車検、エーミング未実施は車検不合格な時代に…
2024年に始まる車載式故障診断装置(OBD)車検で、ASV車両のエーミング(機能調整)作業を省略した車両は車検に通らなくなります。車検時、エーミング作業の未実施を示すDTC(故障コード)がある場合は「装置が適切に機能しない状態にあることを示している」とし、合否判定に用いる「特定DTC」に該当すると判断され、車検に通らないことになります。車検業務を行う一般整備工場はもちろん、事故修理を担う車体整備工場も作業責任が問われる可能性が高くなります。
エーミングが必要なセンサー類
単独カメラ・ステレオカメラ
車間距離の他、走行車線ラインの認識や路肩の状況、道路標識の認識に使用されます。その他BSM、全方位カメラ、レーザーレーダーもエーミングが必要です
ミリ波レーダー
エンブレム裏やラジエターグリル内に設置してあり、前方のクルマとの車間距離などを測定します。
クリアランスソナー
前後のバンパー四隅に設置されたセンサーで、障害物が近づくと表示や音で知らせます。
エーミング対応自動車メーカー
<メーカー>
<主なシステム名>
スズキ
セーフティーサポート
ダイハツ
スマートアシスト
ホンダ
ホンダセンシング